「なぜあの人は力を入れていないように見えるのに270Yも飛ぶのか?」
など思ったことはありませんか?
それはもちろんその人の筋力量も関係していると思いますが、
体の使い方が他の人と異なる可能性もあります。
今回は特にバックスイング時の左膝に着目し、
何がアマチュアとプロで異なるか、私見を述べたいと思います。

■トピック
 ・なぜ左ひざでトップ・ダフリ・ノビを防げるのか?
 ・ノビを防ぐための左ひざの使い方とは?
 ・その他、気をつけるべきこととは?


■なぜ左ひざでトップ・ダフリ・ノビを防げるのか?
左ひざの役割としては主に下記が考えられます。
 ・バックスイング時の軸のコントロール
 ・バックスイング時の上下動のコントロール

 ・バックスイング時の軸のコントロール

バックスイング時に左ひざが右ひざ側(右利きの場合)によってしまう場合、
背中を中心とした体の”軸”自体が右にシフトすることになります。
その場合、ダウンスイングで体の軸を右から左に動かして元に戻す必要があるのですが、
その動きが余計に動いたり動かなかったりして、
手前に打つ(ダフリ)、ボールの上を叩く(トップ)となってしまいます。

バッバワトソンはバックスイング時に右ひざ(左利きなので)が内側によっていますが、
基礎が出来ているからこそあの動きは実現可能なので、いきなりまねしようとしても無理です。


 ・上下動のコントロール
スタンスの時点から、ある程度ひざは曲がった状態でゆとりがあると思います。
バックスイング時にその膝を曲げすぎたり、伸ばしすぎたりすると、
上半身もそれに呼応して伸び上がったり、縮込んだりします。
その結果、ダウンスイング時にシーソーのごとく、戻る動きが発生し、
余計なトップやダフリを打ってしまいます。


■ノビを防ぐための左ひざの使い方とは?

ずばり、バックスイング時でも
”膝頭の高さ、位置、向きを変えないままバックスイングする”ことです。
どういうことかといいますと、下記写真がそのイメージとなります。

ゴルフスイング_トップの膝の位置









こちらはタイガー・ウッズの写真ですが、実はこのスイングトップの段階で、
左ひざにかなりの圧力・負荷がかかっているのです。

本来であればバックスイング時に右ひざに向くはずの膝頭が正面を向いており、
かつ、スタンスの高さのままです。(つまり、必要以上に伸びたり曲がったりしていません)

一度試してみたら分かりますが、
トップの状態でこの姿勢を保つにはかなりの意識とトレーニングが必要です。
特に下半身ではなく主に上半身を中心として打つアマチュアの方は、
あまりこの意識は少ないのではないかと思います。


この動きを意識すると、自然とトップ時点の重心が左にシフトします。(お尻が左にシフトします)
重心が既に左にありますので、そのままクラブをおろすだけで、
ダフることなくヘッドがクリーンにボールに当たってくれるはずです。
是非一度試してみてください。


■その他、気をつけるべきこととは?

もちろん右ひざも要注意!です。
スタンス時点の右ひざの位置から、少しも右に動かないように意識してください。

つまり、両膝とも”動かさず”上半身を動かしてください。

そのことで窮屈さはありますが、コンパクトで安定的な下半身が出来上がります。

見た目においては、常に体の重心が上半身ではなく
下半身に置かれているような見え方となり、きれいなフォームとなるはずです。